ニューギニア高地人

本多勝一さんのニューギニア高地人を読みました。内容の一部を抜粋します。

■住人はけが人だらけで、しかも傷は100%化膿している。

他にも皮膚病、内蔵疾患、精神疾患などが疑われる現地の人が多かった。

■住人の頭には毛ジラミだらけで、それをお互い取り合って、直ちに食べる。タンパク源のひとつ。

■あらゆる容器の類が一切無い、「無土器文化」である。

■イモの石むし料理や野草が主食である。

■本多氏一行は、現地食主義が基本であるが、この地では挫折した。

エスキモーが食べる生肉は消化が良く、栄養としても効率が良い。一方で、ニューギニア高地人の食べるイモの場合は反対である。

数日でお腹の調子が悪くなり(腹部膨満、ガス、下痢)、現地食主義は断念した。

■植物を主食とする人間ほど、生理的に塩を必要とする。

様々な方法で塩を製造している。

■イモを主食とすると栄養として不完全なことは明かで、腹部の肥満が顕著である。

特に女性の腹部は異常に巨大である。

■イモを主食とするためタンパク質不足が起こり、低身長になる。

平均身長は男性でも約155センチである。

幼児期に都会に移住した男性は、170センチを越える身長になった例もある。

■現地の人にとってサトウキビの甘さはちょうど良い甘さであるが、砂糖は甘すぎて食べることが出来ない。

■現地の人は、乳製品を食べることが出来ない。

■食人族としても有名であるが、食人の目的は、敵を侮辱することにあって、食べることではない。食人は形式的なものに過ぎない。