カナダ・エスキモー

本多勝一さんのカナダ・エスキモーを読みました。内容の一部を抜粋します。

■エスキモーは生肉の食いだめが得意で、一度に大量の生肉を食べる。

■内蔵、目玉、腸など何でも食べる。

■山岳地帯に住むエスキモーの主食はカリブー(トナカイ)である。

カリブーはツンドラに生えるコケを主食とする草食動物で、腸の長さは哺乳類最長の40数メートルもある。

■エスキモーは肉ばかり食べているので、硬くてコロコロした犬のような糞をする。

同じ食事を外国人がすると極端な便秘になる。

■生肉を食べるのは、ビタミンCを補給する意味もある。調理するとビタミンCは破壊される。初期の探検隊は生肉を食べなかったので、次々に壊血病で倒れて行った。

■大飢饉が来ると、毛皮、コケ、犬、死人の肉などを食べていた。

■エスキモーは食べられるものはたいてい食べてしまう。うまいものの順位は、①カリブー、②ホッキョクウサギ、③サケ、④カモ、⑤アザラシ、⑥ライチョウ、⑦ウジェック、⑧ホッキョクグマ、⑨セイウチの順番である。

■エスキモーはよく咳をする。原因は、家の換気の悪さ、タバコである。

■子供の死因の原因は、小児結核とハシカが多い。