ビタミンD2とD3

2020年9月2日

過去に一度記事にしましたが、再度まとめたいと思います。

D2とD3の違いですが、構造式がわずかに違うだけです。

D2とD3は、体内での代謝も生理活性も同等なので、特に区別はせずに単にDと表記して、合計量について考えていけば問題ありません。ただし、海外サプリはほとんど動物由来のD3です。

食物では、D2(干し椎茸)、D3(鮭、いくら、青魚)から摂取できますが、サプリを使わないと血中濃度(25ヒドロオキシビタミンD)は上がってきません。

人間は元々は赤道直下に住み、裸で生活するようにデザインされています。

この生活でやっとこさ、25ヒドロオキシビタミンDが理想値の50ng/mlに到達します。

日本在住者でこれに近い人は、今まで1人しか見たことがありません。

その人は、毎日6時間ぐらい自転車に乗って、真っ黒に日焼けした人です。

食物やサプリで摂取したビタミンDは、肝臓で1回と腎臓で1回の水酸化を受けて活性型になります。

厳密に言えば、ビタミンではなく、コレステロール由来のホルモンです。

栄養療法の基本は、自然に近い形(crude)の前駆体(precursor)を摂取して、自分で活性化することです。

身体はサボろうサボろうとするので、変にサボらせないようにしないと、出来なくなって(=活性型への変換)しまいます。

またサプリのビタミンDは半減期が15日、医薬品の25ヒドロオキシビタミンDは半減期が15時間~50時間と短いので、体内動態が安定しにくいです。

その意味でも、医薬品よりも、より前駆体の海外サプリが良いと考えます。

過剰症については、脂溶性ビタミンでも活性化が厳密に管理されているので、一般的にはほぼないと言って良いです。

一応目安としては、150ng/mlで、この値を超えると中毒症状が稀に出現する場合があるそうです。

ビタミンD中毒の症状としては、高カルシウム血症、腎障害(多尿)、石灰沈着、悪心、嘔吐、食欲不振、体重減少などです。