ヤセ菌とデブ菌〜具体的な対策は難しい

2020年2月16日

ヤセ菌とデブ菌の説明をしましたが、再度まとめてみます。

1.一番大きな分類の門レベルで、バクテロイデス門がヤセ菌でファーミキューテス門がデブ菌です。

2.プレボテラ属の比率の高い人は、高タンパク・高繊維食による減量効果が有効です。

3.アッカーマンシア属を持っている人は、痩せ型の人が多いと言われています。

4.クリステンセネラ属を持っている人は、痩せ型の人が多いと言われています。

5.腸内細菌叢の多様性が多いほど、痩せ型の人が多いと言われています。

腸内細菌は、食物が直接的に影響を与えられる唯一の臓器と言われていますが、いくつかの法則があります。

1.腸内細菌叢は、3歳までに完成されてその後は大きく変化させることは難しいことが知られています。

ヤセ菌のアッカーマンシア属やクリステンセラ属を現在持っていない人は、それを食事によって定着したり増やすことは難しいです。

2.発酵食品や整腸剤などのプロバイオティクスは、一時的に腸内細菌叢となる「通過菌」と言われています。

全く効果がない訳ではありませんが、腸内細菌を増やす食物繊維などのプレバイオティクスがより有効です。

3.乳製品に対して遅延型アレルギーを持っている人は少なくありません。このような人は、ヨーグルトは合いませんので注意が必要です。

4.食物繊維の中でも腸内細菌のエサとなって増殖させる水溶性食物繊維がより有効です。

5.多様な食物繊維を摂取することで、腸内細菌叢の多様性が改善されることが知られています。

6.具体的な食べものと腸内細菌との関係は、未だにほとんど解明されていません。

現時点で、ヤセ菌やデブ菌に焦点を当てたダイエット法は答が出ていません。

多種類の水溶性食物繊維を摂取して、多様性を上げていく方法が効果がある可能性があります。

食物繊維を含んでいても、糖質量の多い食べものは肥満対策としては注意が必要です。

ほとんどの野菜は糖質が少なく食物繊維は多いので問題有りませんが、注意が要るのはイモ類です。