糖尿病

2020年7月5日

現代病の代表が糖尿病ですが、「糖質摂るから糖尿病」になるわけですから、糖質制限食が大原則です。

血糖値が高くなるのが糖尿病ですが、絶対的なインスリン分泌不足による1型糖尿病と、インスリン分泌能は保たれている2型糖尿病に大きく分類されます。

1型糖尿病ではインスリン治療が基本と言われています。

本来人間には2つのインスリン分泌のパターンがあります。ひとつは24時間続けて分泌する基礎インスリン(Basalインスリン)で、もうひとつは毎食後に分泌される、追加インスリンと呼ばれるタイプのインスリンです。インスリン治療では、正常な人のインスリンの体内分泌を再現することが理想であると考えられています。そこで、正常な人のインスリン分泌を再現しようとする方法が基礎・追加インスリン療法(Basal-Bolus療法)です。つまり空腹時や毎食後の血糖値がコントロールできない場合、1日1~2回の基礎インスリンと、1日3回食事の前に追加インスリンを打つ方法です。

この「正常な人のインスリン分泌の再現」という考え方が大きな間違いで、糖質制限をすれば追加インスリンは分泌しない訳ですから、追加インスリン療法も要りません。

基礎インスリンに対応した1日1回の持続型インスリンの投与だけで治療出来ることが、現在の1型糖尿病の理想とされています。

たとえ基準値内でも、インスリンの血中濃度が高いほど、アルツハイマー病、がん、肥満、高血圧などのリスクとなります。

インスリンの分泌や分解、さらにインスリンによる筋肉細胞や肝臓でグリコーゲンや中性脂肪が合成される時に、大量に活性酸素が発生するからです。

ですから、健康長寿を目指すならインスリンをなるべく出さない生活をする必要があります。

またインスリン治療中の最大の問題は、効き過ぎによる低血糖と、インスリンを打ち忘れた時に起こるケトアシドーシスです。

つまり、インスリンは慢性毒性と急性毒性を持つので、内因性インスリンも外因性インスリンも少ないほど良いです。

糖質制限で、経口血糖降下剤もインスリン注射も出来るだけ減らす治療が理想です。

もうひとつ忘れられているポイントがAGEs(最終糖化生成物)です。

糖尿病の問題は3大合併症ですが、高血糖はその合併症の引き金のひとつであり、高血糖による直接の症状は口の乾き、多飲ぐらいです。

高血糖そのものが直接的に合併症となる訳ではなく、AGEsが合併症の原因です。

3大合併症を防ぐためには、血糖のコントロールだけでなく、酸化ストレス対策、外因性AGEの制限も同様に重要になってきます。

糖尿病の治療の最終目標は、血糖のコントロールではなく、AGEsのコントロールです。