APD(聴覚情報処理障害)
聴覚情報処理障害(Auditory processing disorder、APD)は、聴力の器質的な低下はみられないが、雑音下での聴取など聴取に負荷のかかる状況下で聴取の困難さを示す症状です。
2010年にムーアら、2015年に小渕らによると発達障害との強い関連性が指摘されています。
「聴覚に対する不注意」という意味だと考えてます。
耳鼻科領域からの発達障害の症状に対するひとつのアプローチです。
治療法としては、FM補聴器を使って話してから聞き手にダイレクトに音声を伝える方法も提唱されています。
発達障害の特徴のひとつであるカクテルパーティ効果(大勢の中で特定の人の話を聞き取る能力)が弱いことに対抗する手段です。
現代医学は検査と診断を重視しますが、治療法が自分に使えるかどうかがポイントです。