腸内フローラよりもSIBOの治療

2020年10月25日

腸内細菌叢の乱れを治療していくことも大事ですが、順番としてはSIBOの治療が先です。

SIBOが治らなければ、二次的に腸内フローラのディスバイオーシスが起こって来るからです。

SIBOは小腸内異常細菌増殖症のことです。

小腸は消化と吸収、大腸は発酵が仕事ですが、小腸で腸内細菌が沢山存在することで問題が起こってきます。

小腸内の発酵によって、ガスが発生してお腹が張り、ゲップやおならの問題が起こってきます。

オリゴ糖などの食物繊維が小腸に停留すると浸透圧によって、小腸内が水浸しになって下痢します。

SIBOは単なるお腹の不調だけでなく、腸管バリアを壊して、自己免疫疾患をはじめ、原因不明の難病に繋がる可能性があります。

SIBOの症状は、お腹の張りと下痢です。

抗生剤による治療などは姑息的治療なので再発しやすいです。

SIBOの治療は、低FODMAP食と生活習慣の改善です。

SIBOは食道で問題となる逆流性食道炎と同じで、大腸から小腸への逆流が起こってます。

消化管の蠕動運動は副交感神経が優位な時に起こって来ます。

現代人は過活動なので、消化管を休ませる時間が短すぎます。

間食をやめて水だけにして、ジュースやお菓子などを摂りながら作業をしないようにした方が良いです。

出来れば2食にして、食後に昼寝などの時間を取る生活が理想的です。

2食にするには、ある程度は糖質制限が出来ていないと出来ません。

低FODMAP食は、サプリ、プロテイン、発酵食品、医薬品の見直しが前提です。

サプリ、プロテイン、発酵食品はひとつずつ、体調を見ながら摂るやり方が原則です。

整腸剤やプロバイオティクスを摂ることによって、SIBOを増悪させていることがあります。

プロテインは、WPIホエイプロテインだけがSIBOに有効であり、WPCホエイプロテインやソイプロテインは問題があります。

WPIホエイプロテインと明記していなければ、要注意です。

ヨーグルトや納豆などの発酵食品も良かれと思って摂っていても、逆効果になっている場合もありますので、お腹の調子(張り、ガス、下痢)を見ながら、選択する必要があります。

医薬品の中で、制酸剤、整調剤、抗生剤、下痢止めなどはSIBOの原因となる場合がありますので、これらも見直しが必要です。

ここまで出来て、やっと低FODMAP食の実践がはじまります。