しつこい便秘に、にんじんジュース
癌のゲルソン療法で有名なにんじんジュースですが、便秘に劇的な効果があります。
にんじんジュースの作り方
1.上のイラストに、レモン1/2〜1個を加える方法が基本です。
2.飲む量は、その人が快便になる量で、毎日400ccを飲む必要はなく、半量を隔日でも構いません。
3.りんごの無い時期は、みかんやグレープフルーツで代用します。
4.ジューサーが簡単ですが、無ければミキサーを使います。
カスをガーゼで濾しても良いですし、便秘の強い方はカスをそのまま飲んでも構いません。
現代人は下痢や便秘が当たり前になっていますが、野生動物は毎日快便です。
動物は人間に比べて脳が未発達なため、逆に正しい食べ物を選択して食べることが出来るからです。
現代は二人に一人が癌になる時代ですが、癌になる方の多くは便秘を持っておられます。
便秘があるとデトックスが出来なくなるからです。
下剤を常用されている方も少なくありません。
センナが入っている刺激性の下剤は、だんだんと効かなくなり量を増やさないといけません。
緩下剤といわれる酸化マグネシウムも、刺激性の下剤よりは良いですが、自力で排便できることが大事です。
腸内フローラが健康的であり、なおかつ摂取する水溶性食物繊維が十分にあれば、腸内細菌が短鎖脂肪酸を作り、これを動力にして蠕動運動が起こって、排便が出来ます。
便秘があると言うことは、腸内フローラが不健康な証拠です。
下痢や便秘が当たり前では、健康になることは出来ません。
小麦に含まれるグルテンと乳製品に含まれるカゼインは、オピオイド様ペプチドに変化することが知られています。
オピオイドペプチドは消化管を麻痺させて、大腸の蠕動運動を遅らせて便秘になったり、小腸の蠕動運動を遅らせて下痢になる場合もあります。後者がSIBOです。
小麦製品・乳製品は便秘の原因にも、下痢にも原因になり得ます。
まとめとしては、便秘の方は、①小麦製品、乳製品を出来るだけ制限して、②にんじんジュースなどの水溶性食物繊維を積極的に摂る方法が根治療法です。