糖質制限食でも太る理由

2020年10月21日

糖質制限=「血糖値スパイクを防ぐ」イメージを持たれている方が多いように思います。

もうひとつ大切なのは、中性脂肪対策です。

血糖値スパイクを防ぐことが出来ても、沢山量を食べれば中性脂肪となり蓄積されて肥満となります。

生活習慣病を防ぐには、血糖値スパイク対策=低インスリンダイエットだけでなく、中性脂肪対策も重要です。

1.糖質オフのアルコール

糖質の少ないアルコールは、もちろん糖質制限食です。

アルコール(エタノール)は、代謝されてアセチルCoAとなり、TCA回路に入ってエネルギーになります。

しかし、過剰にアルコールを摂取すると余剰分は脂肪酸を経て中性脂肪となります。

糖質の少ない焼酎やワインなどのアルコールは血糖値スパイクは起こしませんが、過剰に摂ると中性脂肪を上昇させて、結局は生活習慣病に繋がります。

2.果物

果物もGI値やGL値は低く、大きな血糖値スパイクは起こしませんが、代謝されてグルコース または中性脂肪になりますので、過剰に摂ると生活習慣病に繋がります。

3.根菜

じゃがいも、サツマイモ、レンコン、かぼちゃなどの根菜類は、食物繊維が多いので、大きな血糖値スパイクは起こしませんが、大量に摂ると中性脂肪になり、生活習慣病に繋がります。

4.玄米、大麦、オートミール

糖質制限食と言われる玄米、大麦、オートミールも大きな血糖値スパイクは起こしませんが、量を食べると中性脂肪となります。

5.タンパク質

現代人でタンパク質の過剰に摂取している人はいませんし、大人がタンパク質を過剰に摂取することは簡単には出来ません。

高タンパク食で有名なエスキモーのイヌイットは、BMIの平均が25-30ぐらいです。

小太りの体型ですが、彼らは一度に数キロの肉を食べることが知られています。

タンパク質も過剰に摂ると、理論的には糖新生のためにTCA回路に入ったアミノ酸がエネルギーに成らずに、脂肪酸から中性脂肪に代謝されます。

糖質過食・低タンパク食の現代人は、タンパク質の過剰摂取による肥満は考慮しなくても良いと考えます。

糖質制限食も量を食べると太ります。

糖質制限食=痩せるではありません。

6.運動

運動してないから痩せない、運動したから食べて良いと考えておられる方も少なくありません。

運動で消費出来るエネルギーは極わずかです。

1時間歩いた程度では、体重は減りません。

運動が全く無駄という訳ではありませんが、食事が基本です。