パルステスト
遅延型食物アレルギーを調べるためには、海外では様々な検査が在りますが、日本では血液検査で食物のIgG抗体を調べる検査が一般的です。
精度は落ちるかもしれませんが、食物を使って脈拍を測る方法(パルステスト)が参考として使えます。
1956年にコカ博士が報告した方法です。彼の妻は様々な食べ物に対して、交感神経優位の反応を起こして、脈拍が早くなることから考案した方法です。
1:座って5分間リラックスします。
2:長く深い深呼吸を3回行います。
3:60秒の脈拍数を測定して、結果を記録します。
4:もう一度長く深い深呼吸を3回行います。
5:テストする食べ物を舌の上に置き、20秒間待ちます(偽陽性の結果を引き起こす可能性があるため、噛んだり飲み込んだりしないでください)。
6:食べ物を舌の上に置いたまま脈拍を記録します。
7:安静時の心拍数と、テストする食べ物を舌の上に置いた心拍数の違いから判定します。
8:1分間で4拍以上の上昇があれば、問題のある食べ物と判定します。2〜3拍は疑いあり、1拍なら問題なしと判定します。
もうひとつ遅延型食物アレルギーを調べる方法として、チャレンジテストがあります。
14日間、その食物を食事から完全に抜きます。
その後、15日目にその食物を摂取して、前後の体調の変化を見る方法です。