新型コロナ後遺症、ワクチン後遺症としての自己免疫疾患

まとめ:新型コロナ後遺症も新型コロナワクチン後遺症も同じメカニズム(分子模倣と免疫亢進)で自己免疫疾患のME/CFS(筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群)として起こります。これらの後遺症の出た人は、追加接種は禁忌です。

新型コロナ後遺症、新型コロナワクチン後遺症としての自己免疫疾患の報告が多数出ています。

COVID-19感染後の自己免疫疾患として報告された33例を総括されています。患者の年齢は生後6ヶ月の乳児から89歳の女性までさまざまでした(28例の平均= 53.9歳)。ウイルス性疾患の症状から自己免疫症状の発症までの期間は2日から33日でした(33例の平均= 9.8日)​​。自己免疫疾患は、

自己免疫性溶血8例(24.2%)、ギラン・バレー症候群が16例(48.5%)、亜急性甲状腺炎1例(3%)、川崎病2例(6.1%)、凝固障害・抗リン脂質抗体症候群3例(9.1%)、免疫性血小板減少性紫斑病3例(9.1%)でした。(2021年、Saadら

子宮頸がんワクチン接種後の複合性局所疼痛症候群などの複雑な症状を呈するHANS(HPVワクチン関連神経免疫異常症候群)とも呼ばれる自己免疫疾患においては、発病までの期間は、1日〜1522日(平均約320日)と長期です。(2018年、池田

現在集積された新型コロナ後遺症および新型コロナワクチン後遺症による自己免疫疾患は、短期発症のものしか取り上げられていません。

今後1〜2年でME/CFSの問題が起こってくると推測されています。(2021年、Komaroffら

新型コロナ後遺症は、ME/CFS(筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群)として理解すべきであると指摘されています。(2021年のFriedmanら2022年のDotanら

新型コロナワクチン接種後の自己免疫疾患(2021年、Chenら)として、自己免疫性血小板減少症(2021年のTarawnehら2021年のLeeら)、自己免疫性肝炎(2021年のBrilら2021年のMcShaneら)などが報告されています。

元々自己免疫疾患を持つ方への新型コロナワクチン接種は推奨されていますが(2021年、Boekelら)、新型コロナワクチン摂取後に悪化した有害事象の報告(2021年、Boekelら)もされています。

COVID-19の病態と、多発性硬化症(MS)、全身性エリテマトーデス(SLE)、関節リウマチ(RA)、糖尿病(DM)などのいくつかの自己免疫疾患について病因と治療上の類似性が指摘されています。(2020年、Najafiら

新型コロナ後遺症、新型コロナワクチン後遺症として自己免疫疾患を発症するメカニズムは、分子模倣(2020年、Ehrenferdら)やワクチンアジュバンドによる免疫原性の亢進(2021年、Chenら)が指摘されています。

アジュバンドによって誘発される自己免疫疾患はASIA(Autoimmune syndrome induced by adjuvants)と呼ばれています。(2011年、Shoenfeldら

COVID-19ウイルスタンパク質そのものとヒト組織の間の分子模倣についての報告があります。(2021年、Vojdaniら

インビトロ研究において、ワクチンのmRNAがコードするSARS-CoV-2のスパイクタンパク質S1に対する抗体が、ヒトの組織であるトランスグルタミナーゼ3、トランスグルタミナーゼ2、抗抽出性核抗原、核抗原、およびミエリン塩基性タンパク質に対して高い親和性を示すことを示しました。これらは同じタンパク質であるため、分子模倣によって自己抗体となり、新型コロナワクチンによって自己免疫疾患を発症する可能性があると考えられます。(2020年、Vojdaniら

通常は食べたタンパク質は、胃酸などで分解されて小さなペプチドやアミノ酸の形になり吸収されて体内に入ります。これらは小さいため異物とは認識されませんが、バリアが破られて大きなタンパク質(アミノ酸配列がAABCAD)が体内に入ると異物として認識されます。ヒトの体内にも同じアミノ酸配列のAABCADの組織が存在しており、その自己に対しても攻撃をしてしまいます。これを分子模倣と呼び、自己免疫疾患に繋がります。

COVID-19によるサイトカインストームが自己免疫疾患を起こしている可能性(2019年、Kyttaris )から、COVID-19は免疫系の過剰活性化とサイトカイン産生の制御を阻害することを目的とした治療計画を通して治癒することができます。(2019年、Valenciaら

新型コロナワクチン接種後にサイトカインストームから急性脳症を起こした症例が報告されています。(2021年、Baldelliら