グルタチオンに関係する検査と食物

まとめ:体内のグルタチオンレベルは、血清ホモシステインとγ-GTPによって推測することが出来ます。

グルタチオンをサポートする食品は、ホエイプロテイン、アブラナ科の野菜です。

グルタチオンをサポートするサプリとしては、ビタミンB(B2、B6、B12、パントテン酸)、ビタミンC、ビタミンE、タウリン、α-リポ酸、セレン、Mgです。

■グルタチオンに関係する検査

血清ホモシステインとグルタチオンのレベルが逆相関することが指摘されています。(2009, Salemi)(2003, Muda)

血清γ-グルタミルトランスフェラーゼ(γ-GTP)は、主に細胞外の還元型グルタチオンの代謝に関与し、「正常」基準範囲内(男性が50IU/l以下、女性が30IU/l以下)であっても高値(男性で14-20 U/L以上、女性で9 U/L以上)の場合は、グルタチオン欠乏を意味し、慢性疾患のリスクと関連すると考えられるます。血清γ-GTPが肝胆道疾患および過剰なアルコール摂取の単なるマーカー以上のものであることが指摘されています。(2016, Bulusu)

アルコールによる血清γ-グルタミルトランスフェラーゼ(γ-GTP)が誘導されることによってグルタチオンが枯渇して、アルコールの毒性効果またはその代謝によって生成されるフリーラジカルの影響を受けやすくする可能性が指摘されています。(1993, Reyes)

慢性的なアルコール摂取後の肝臓のグルタチオンの枯渇は、実験動物とヒトの両方で実証されています。(1996, Lieber)

■グルタチオンに関係する食物(2019, Minich)(2019, Gould)

グルタチオンを合成する制限アミノ酸がシステインであることから、システインを多く含むホエイプロテインによって、グルタチオンレベルを増加させることが報告されています。(2000, Bounous)(2007, Zavorsky)

パーキンソン病患者がホエイプロテイン摂取すると、血漿還元型グルタチオンが大幅に増加し、ホモシステインレベルが減少することが報告されています。この変化は、大豆プロテインよりも大きいことが指摘されています。(2016, Tosukhowong)

その他にも個別アミノ酸では、グルタミン、グリシン、システイン、Nアセチルシステイン、S-アデノシル-L-メチオニン、セリンなどがグルタチオンレベルを増加させることが報告されています。(2019, Gould)

メチレーション回路のスタートであり、唯一の含硫必須アミノ酸のメチオニンの投与は、血清ホモシステインレベルを上げるリスク(2003, Troen)(2015, Kim)が懸念されることや、動物実験ではメチオニン制限によってグルタチオンレベルが上がることが報告されていること(1994, Richie Jr)から、メチオニンに関しては注意が必要です。

菜食主義では、グルタチオンレベルが低くなるという報告(1999, Krajcovicova-Kudlackova)と、変わりないという報告(2012, Kim)があります。

アブラナ科の野菜の成分はチオール基(SH基)として反応して(2012, Crampsie)、グルタチオンをサポートする唯一の野菜であることが指摘されています。(2019, Minichi)

グルタチオンをサポートするサプリとしては、ビタミンB(B2、B6、B12、パントテン酸)、ビタミンC、ビタミンE、タウリン、α-リポ酸、セレン、Mgが報告されています。(2019, Minich)(2019, Gould)