エキナセア

エキナセア（Echinacea）は、インディアンの時代から薬草として、免疫を高めることによって呼吸器疾患の予防と治療に使われてきました。

エキナセアの含有成分については、エキナコシドやシナリンなどのカフェ酸誘導体やヘテログリカン類などの多糖類、それにイソブチルアミドなどのアルキルアミドや精油、微量のピロリジジンアルカロイドなどが確認されています。

エキナセアは新型コロナウイルスだけでなく、様々なウイルスに対する抗ウイルス作用を持っています。(2022, Nicolussi)

特異性が高すぎる薬は迅速かつ正確な病原体の同定に依存して、遺伝子変異体や新たに出現したウイルスを標的にできない可能性があるため、幅広い抗ウイルス効果を持つエキナセアは関心を集めています。(2015, Zhu)(2020, Signer)

新型コロナ感染症のサイトカインストームに対して、サイトカインを阻害することによって抗炎症作用を発揮することが総括されています。(2021, Aucoin)

エキナセアは、AMPKを活性化してオートファジーを促進します。(2023, Zhu)

サプリやハーブティーとして国内外で幅広く販売されています。