昔は無かった糖尿病
日本の糖尿病の総患者数の推移のグラフを作ってみました。
現代では5人に1人または10人に1人と言われる糖尿病ですが、最初に統計がはじまった1953年には推定患者数が全国で3000人でした。
アメリカも日本と同じように急増しています。
世界的にも爆発的に増えています。
糖尿病の歴史を調べてみると、3500年前の古代エジプト時代から報告があります(2002年、Armed)が、2型糖尿病が急速に広まったのは世界的に第二次世界大戦後であることが知られています。(1989年のJarrett、1997年のVenkat Narayanら)
一般的は、精製糖質を摂りすぎて、食物繊維の摂取不足が原因であると言われていますが、このことは医学では無視されています。
グラフをよく見ると、日本では2007年をピークとして減少に転じています。
糖質制限がブームになって、糖質制限商品の市場が急速に拡大しています。
糖質制限の書籍も国内で2000冊を超えたことなどで、減少傾向に入ったようです。医学だけが置いてきぼりです。
自動車の普及による運動不足が原因のひとつであるとも言われています。
奥山先生は植物油との関係を指摘されています。(「糖尿病は、体にいいはずの油が原因だった」)
食事や運動を中心として、昔の生活様式に戻して行くことが大切です。