シナモン
伝統的ペルシャ医学で治療薬として使われているシナモン(cinnamon)は、新型コロナ感染症に対する多岐に渡る有効性があります。抗ウイルス作用、抗炎症作用、抗酸化作用、臓器保護作用、抗うつ作用が報告されています。(2021, Yakhchali)
新型コロナウイルス感染症患者の酸化ストレスと炎症を軽減するための潜在的な代替療法として、炎症カスケードにおけるシナモンの作用メカニズムが報告されています。(2021, Zareie)
ホップとセイロンシナモンが、新型コロナウイルス感染症におけるオーバーシュート免疫反応を制限する可能性が報告されています。(2021, Lucas)
シナモン抽出物、エッセンシャルオイル、およびそれらの化合物は、細胞膜に損傷を与えることで細菌を抑制して、病原性グラム陽性菌およびグラム陰性菌に抗菌作用を持つことが総括されています。(2010, Jakhetia)
シナモンがインスリン抵抗性を改善させることで、2型糖尿病に対する有効性が報告されています。(2010, Qui)(2009, Kirkham)
シナモンは、がん細胞の多数のアポトーシス関連経路に影響を与えることによって、抗がん作用があることを示す証拠が増えてきています。(2019, Sadeghi)
シナモンの抗不安、抗うつ作用が指摘されています。(2017, Fadaei)
シナモンを紅茶に加えて、シナモンティーとして摂ることも出来ます。
シナモンパウダーを使ったレシピも沢山公開されています。
サプリでも購入可能です。
シナモンは漢方薬では桂皮のことで、桂枝加竜骨牡蛎湯や葛根湯など様々な漢方薬に使われています。(日本漢方生薬製造協会)