コレステロールの参考図書
栄養関係の本を書いていらっしゃる先生方は、ほぼ全員がスタチンの問題を指摘されています。
最初に指摘したのは、三石巌先生の「医学常識はウソだらけ」です。
コレステロールに特化した書籍は以下です。
内野元先生の「コレステロールを悪者にしたのは誰だ」。
浜崎智仁先生の「コレステロールが高い方がずっと長生きできる」。
奥山治美先生の「コレステロールは高い方が心臓病、脳卒中、ガンになりにくい」。
他にも沢山出ています。
桑島巌先生、横手幸太郎先生の「コレステロール治療の常識と非常識」は、スタチン擁護派の本ですが、「女性のコレステロール値は男性より高いのが正常であるが、ガイドラインが男女一律であるのは問題がある」と記載されています。
総コレステロール値は年齢と共に上昇し、女性では男性より20程度は高いことが知られています。
大櫛陽一先生の「健康診断「本当の基準値」完全版ハンドブック」。
家族性高コレステロール血症でなければ、ほとんどの女性はスタチン剤は不要という結論になります。
天野恵子先生の「女性の「コレステロール」、「中性脂肪」はこうして落とす」。
血中のコレステロールが低いほど死亡率が上がりますが、女性の寿命が男性より長い理由は、女性の血中コレステロール値が高いことと関係があると考えています。
コレステロールは、細胞膜、ホルモン、胆汁酸などの生命を維持するための必須も物質です。肝臓で合成されるコレステロール量は1.5〜2.0g/日で、食事で摂る量は0.3g/日なので、食事でコレステロールをコントロールすることは難しいです。
血中コレステロールについて、肝臓での合成が8割、食物から2割というのが定説です。