バナナやイモ類の食べ過ぎには注意が必要

まとめ:野菜や果物を食べるほど痩せるという記事を書きましたが、糖質量の多いバナナやイモ類を大量に食べると太ります。

糖質制限は、①単純炭水化物を避けて、複合炭水化物を摂取する糖質選択と、②合計糖質量に注意する糖質量制限の両方が大事です。

本多勝一さんの「ニューギニア髙地人」より、1963年頃の現地の様子です。

イモを主食とする彼らが、栄養として完全でないことは明らかである。部落の女や子供は、みんな大きなおなかをしている。特に成人の女性のおなかが異常に巨大だ。はじめのうちは、彼女らがすべて妊娠しているのではないかと私は思った。滞在期間中に70人から80人の成人女性に会ったが、みんな臨月のようなおなかをしながら、出産は一度もなかったという事実は、確率から考えても問題だ。男たちはそれほど大きなおなかではない。筋肉質だからであろう。だが、文明人の男と比べると、やはりおなかは大きい。

果物の糖質量を確認してみると、バナナの糖質量が突出しています。

野菜の糖質量については、イモ類が要注意です。

果物や野菜には、糖質、食物繊維、フィトケミカルなどの栄養素が含まれています。食物繊維とフィトケミカルは抗肥満作用を持っていますが、糖質は摂りすぎると太ります。

これらの栄養素のバランスで、肥満に傾くのか、痩せに傾くのかが決まります。

1日の糖質量の合計量として、150gを超えると肥満に傾くというラインが一般的です。

バナナやイモ類を全く食べてはいけないわけではありません。

当院では、一般的にはロカボ(1日の糖質合計量が70gから130g)を勧めています。