ダイエットの基本の基本、タンパク質/糖質比
生活習慣病は、ダイエットで改善することがほとんどです。
安易な服薬の前に、ダイエットの具体的な方法を、知ることとが大事です。
スイスとカナダの医学者たちが行ったダイエットの実験があります。彼らは最初に断食を試みました。すると、身体の構成成分である、タンパク質と脂肪が分解しました。ダイエットとは、脂肪の消費ですが、タンパク質が分解すると臓器に障害が起こります。
次に、この断食だけの方法を改良して、食事の内容を、1日タンパク質70gと塩6gだけにして、糖質をほぼ摂らないという食事を行いました。実は、これが健康を維持しながら行う究極のダイエット法で、現在の高額のダイエットプログラムなどは、これを元に作られています。数式にすると以下になります。
日本で普通にバランス良く、おいしいものを食べていると、1日のタンパク質摂取量25g程度、糖質200g以上となり、この数式の値が小さくなります。そうすると贅肉がついた肥満体になってきます。この数式が最大化する食事を摂れば、贅肉の少ない均整の取れた健康体なっていきます。
痩せるためには、運動と食事量(=カロリー)と一般的に言われています。それも、ある程度は正しいのですが、運動もカロリー制限も、継続が出来ないのが普通です。現在のダイエットの流れは、カロリー制限から、糖質制限に変わって来ています。糖質制限は、言い方を変えると、タンパク質を積極的に摂る食事療法ということです。また、肥満の原因は糖質であり、タンパク質は関係ないということも出来ます。脂肪は糖質がある場合は肥満となり、糖質がない場合はエネルギーとなります。
実は、この食事療法は、ダイエット以外にも、さまざまな利点があります。血糖値の乱高下がなくなるので、機能性低血糖症の問題が解決します。グルテンの隠れた問題のある人も同時に治療する形になります。栄養学的な問題をかなり改善することも出来ます。
肥満ホルモンと言われるインスリンが分泌すると血中のブドウ糖を中性脂肪として取り込んで肥満になります。まずは糖質を制限して、このインスリンを分泌させない食生活を送ることが大切です。
実施方法のコツは、
タンパク質を簡単に摂るために、プロテインを使う。
糖質制限をやりやすくするために、ビタミンB群の摂取を勧めます。