さらば風邪薬

ノーベル賞を2度も受賞したポーリング博士が書かれた本で、「さらば風邪薬」という本があります。風邪の時は、ビタミンCの大量服薬がよく効くという内容です。

ビタミンCは、体内のさまざまな代謝に補酵素として関与しています。体内でビタミンCを合成できない動物は、モルモットやオオコウモリ、ヒトを含む霊長類の一部などだけです。ビタミンCを自分で合成できる動物のヤギは、風邪を引くと通常の約6倍以上ものビタミンCを体内で合成すると言われています。つまり、ビタミンというものは、薬とは違って、その時の必要量に大きな差があるということです。過剰症になっても、ビタミンCの場合は、下痢をする程度ですが、ストレス時は大量に消費するために、副作用は出ません。

風邪を引いた時は、抗ウイルス剤のインターフェロンを体内で合成しますが、これは糖タンパク質で、タンパク質とビタミンCから作られます。日頃から低タンパク食の日本人が風邪に弱いのは食事が原因です。ビタミンCが不足すると、インターフェロンの合成が出来ないために、ウイルスに対抗できません。

ビタミンCは、水溶性ビタミンであり体内での代謝が早いために、すぐに消費されます。風邪を引いたなと思ったら、1時間おきにビタミンC1000mgを摂取する方法が、勧められています。30分おきにビタミンC2000mgを摂取する方法を提唱する人もいます。風邪などのストレス時の1日の最大量は、40gとか50gとか言われており、あまり過剰症を気にする必要はありません。普段の服用量は、2gから6gぐらいが一般的です。風邪の時は、お腹がゆるくなる手前までビタミンCを増やします。

アスピリンは、海外では古くから用いられている安全な薬です。どの家庭でも、常備薬として保管されています。日本では、バファリンなどという名前で販売されています。風邪を引いたと思ったら、アスピリンとビタミンC1000mgを服用して、その後は、症状が治まるまでビタミンCの連続服用がお勧めです。

感冒後の肺炎などを予防するためには、さらに活性酸素対策をすると有効です。ビタミンC以外のスカベンジャー(抗酸化物質)も積極的に摂取して下さい。

現在、病院で処方されているインフルエンザの薬は、インターフェロンのようにウイルスそのものを死滅する作用は持っていません。インフルエンザで2ヶ月苦しんでいますという人はいません。これは、自分が体内で生成したインターフェロンを使って、結局は自分自身で治しているからです。この生成を早くする方法が、ビタミンCの連続服薬です。

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