牛乳の話

2019年5月14日

栄養の面から言うと、さまざまな問題が指摘されています。

1.乳糖不耐症

牛乳を飲んだ後に、お腹が張ったり、下痢したりする症状のことです。

牛乳に含まれる乳糖を分解できないために様々な症状が起こってきます。

コーヒーに少量のミルクを入れても問題ないけれども、コップ一杯のミルクを飲むと下痢をする人が多いです。

4歳以上の有色人種は遺伝的に乳糖不耐症を持っていると言われています。

日本人は、この図では85%になっています。

牛乳を発酵させれば、乳糖は分解されますので、ヨーグルトやチーズでは、問題は有りません。

バターは乳糖をほとんど含んでいませんので、普通はこの問題は有りません。

食べ物としては、牛乳だけが乳糖不耐症の問題があります。

https://www.amazon.co.jp/なぜ「牛乳」は体に悪いのか-―医学界の権威が明かす、牛乳の健康被害-プレミア健康選書-フランク・オスキー/dp/4492059253/ref=sr_1_fkmrnull_1?__mk_ja_JP=カタカナ&crid=1ASQXV0EO8ZD2&keywords=なぜ牛乳は体に悪いのか&qid=1553645431&s=books&sprefix=なぜ牛乳は%2Caps%2C236&sr=1-1-fkmrnull

2.前立腺癌のリスク

2008年4月、厚生労働省の研究班(国立がん研究センター)の発表です。

対象者約4万3千人のうち、329人が前立腺がんになりました。乳製品、牛乳、チーズ、ヨーグルトの摂取量によって4つのグループに分けて、最も少ないグループに比べその他のグループで前立腺がんのリスクが何倍になるかを調べました。その結果、乳製品、牛乳、ヨーグルトの摂取量が最も多いグループの前立腺がんリスクは、最も少ないグループのそれぞれ約1.6倍、1.5倍、1.5倍で、摂取量が増えるほど前立腺がんのリスクが高くなるという結果でした(図1)。さらに、前立腺がんの進行度別にわけても、同様の結果がみられました。

乳がんのリスクについては、現在は公的には認められていません。

食の欧米化と乳がんの関係が推測されていますが、原因はまだ確定されていません。

癌のリスクが気になる人は、豆乳や豆乳製品を摂取してください。

3.カルシウムとマグネシウム

牛乳はカルシウム源として大切であるとよく言われています。

カルシウムはマグネシウムとブラザーイオンと言われ、体内では協調して働いて重要な役割を担っています。

カルシウムとマグネシウム摂取の黄金比は、かつては2:1と言われていましたが、現在は

1:1が理想と言われています。

牛乳を大量に摂ると、マグネシウム不足の問題が出るかもしれません。


豆乳では、カルシウムとマグネシウム比は、黄金比に近くなっています。

4.リン

リンは、カルシウムの次に多いミネラルです。食べ物で不足することはなく、むしろ摂りすぎが問題視されています。

理由は、リンは摂りすぎると血液を酸性に傾ける性質を持っており、血液の平衡を保つために、アルカリミネラルであるカルシウムとマグネシウムが骨から溶出する可能性があるからです。

5.牛乳アレルギー

頻度としては、卵アレルルギーの次に多いと言われています。

主な原因は、牛乳に含まれるタンパク質の一種であるアルファs1-カゼインです。

症状としては、嘔吐と下痢以外に、呼吸器症状(鼻づまり、喘息、胸部の感染症)、皮膚症状(湿疹)があります。

0歳時を最多にして年齢と共に減っていき、多くは乳幼児期に発症する。幼児には多く見られ、2-3歳で耐性を獲得し自然に消えていくことが多いと言われています。

有病率は、未就学児で1-17.5%、5-16歳で1-13.5%、成人で1-4%の範囲で報告されています。

当ブログで乳製品を勧めている記事もありますが、乳製品のリスクについては、自分で判断して決めて下さい。