生物価
タンパク質の栄養価を評価する指標として、生物価があります。
食事で摂ったタンパク質のうち、体に残ったものの割合のことです。
つまり、摂取したタンパク質の中で、タンパク質の同化に利用できた割合のことです。
実際のデータを見ていくと、
動物性タンパク質が、人体にとって有利なことは明らかです。
アミノ酸スコアが、厳密な指標としては使えないとも言えます。
生物価とプロテインスコアは似ています。
摂取するタンパク質のアミノ酸組成に問題があると、余ったアミノ酸は利用されずに廃棄されます。これが生物価が低くなる理由です。(桶の理論)
尿中にタンパク質を廃棄する際に腎臓に負担がかかるので、慢性腎疾患では、タンパク質制限がなされています。
同化を効率よく行い、腎臓に負担をかけないためにも、良質なタンパク質を摂りたいところです。
プロテインを摂るならホエイプロテイン、食べるなら卵、肉、魚を優先です。