鉄代謝〜ヘプシジンについて

体内の基本ミネラルのひとつの鉄は、排泄系を持たず、ほぼ腸管から吸収の調整だけで、調整されている。

その主役を担っているのが、ペプシジンという肝臓で産生されるペプチドホルモンである。

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鉄の動きを感知する2つのセンサー

①血清鉄、②細胞内の鉄

この2つは、厳密に量を管理されている。

鉄は、強力な酸化物質であるため、体内で素の状態でウロウロされては困ります。

一般的な炎症性貧血

炎症性貧血では、フェリチンは高値ですが、貧血がある。

炎症性貧血では、フェリチンは貯蔵鉄の指標にならない。

一般的な炎症については、感染症の場合は、血清鉄が細菌の餌になるため、血清鉄を下げるためにフェリチンが増えるが、貯蔵鉄は増える訳ではない。悪性腫瘍やその他の炎症では、組織破壊に伴って、出てくる細胞内の鉄を回収するためにフェリチンが増えるが、貯蔵鉄は増える訳ではない。

フェリチンは、4500個までの鉄を回収する能力があるが、この場合は、フェリチンが鉄で満杯になっているわけではない。空のフェリチンが、体内にばらまかれた鉄を必死で回収している。

C型肝炎と脂肪肝は、一般炎症とは全く違う鉄動態

C型肝炎と脂肪肝(NAFLD)では、肝細胞の障害でヘプシジンが産生出来ない。つまり、鉄代謝動態が、「バカ」になっており、腸管から鉄が体内に乱入してきており、鉄過剰になっている。

鉄代謝の要は、「ヘプシジン→腸管からの吸収抑制」これだけであるからである。