朝起きられず、不登校になった高校1年生

よくあるケースです。

精神科医が診察すると、ADD/ADHDの診断で精神刺激薬を処方する。

睡眠専門医が診ると、睡眠相遅延症候群の診断でメラトニン系睡眠薬を処方する。

カウンセラーが担当すると、心因性不登校の診断で、心理療法を実施する。

内科医が診ると、起立性調節障害の診断となる。

当院であれば、ニューロフィードバックを勧めるかもしれません。

何が言いたいかと言うと、病名はあまり意味がないと言うことと、栄養という視点が抜けているということです。

このケースも、糖質制限・高タンパク食を基本として、ミネラルやビタミンなどを補充する方法が、最も効果があると考えています。

エビデンスやガイドラインよりも、体調が良くなれば、それで治療は成立です。

慢性疾患は、ほとんどは根本原因は不明ですが、栄養療法でかなり改善することが多いです。

これは、根本原因が食事であるということです。

第一に、栄養療法を実施して、それでも問題が残れば、次の治療法を検討すれば良いと考えてます。

治療機関と長いお友達関係にならない治療法が、栄養療法です。

その意味でも、栄養療法を最優先するべきです。