Bスポット療法(EAT)
堀口申作先生が開発したBスポット療法という治療法があります。
Bスポットとは、風邪の引き始めの時に感じるのどの奥のイガイガする場所のことです。
もともとは耳鼻科領域の治療法でした。Bスポット療法とは鼻の後ろの上咽頭という部位に塩化亜鉛を染み込ませた綿棒を擦り付ける治療法です。
慢性上咽頭炎を持っており、のど、鼻づまり、後鼻漏、咳、頭痛、肩こり、風邪が長引くなどの問題を抱えている人は多いです。
慢性上咽頭炎の影響は、鼻腔、咽頭に留まらずに、炎症が全身に広がって、めまい、うつ、不眠、集中力低下、全身倦怠感、全身痛、腎疾患につながる場合もあります。
原因不明の心身の不調に、Bスポット療法が効く可能性があるということです。
堀田修先生の本が、わかりやすい良書です。
慢性上咽頭炎の有無を調べるには、胸鎖乳突筋に痛みがあれば、疑い有りです。
耳の下あたりの胸鎖乳突筋を指で押さえて、痛みがあるかどうか調べて見て下さい。
残念ながら当院では実施しておりません。
インターネットで、「Bスポット療法」で検索してみて下さい。
上咽頭炎に対して自宅で行う治療としては、生理食塩水による鼻うがいやミサトール リノローション、MSMプレフィアによる鼻うがいがあります。