低タンパク食は、多種類のミネラル不足の原因となる

投稿者: | 2019年7月26日

鉄欠乏と低タンパク食との関係は、いくつかの論文が出ています。

https://academic.oup.com/ajcn/article/87/1/23/4633298

https://academic.oup.com/ajcn/article/81/6/1298/4648756

生理のある女性と子供は、ほぼ鉄欠乏ですが、同時に低タンパクがあります。

鉄を含む食物は、レバー、赤身の肉、納豆などですから、これらを食べていないと鉄とタンパク質が同時に足りなくなります。

この30年ぐらいで、蛋白摂取量の低下と鉄摂取量の低下が同時に起こってきています。

亜鉛も、食事中の亜鉛摂取量と蛋白摂取量が相関しています。

亜鉛が含まれる食物は、牡蠣、うなぎ、赤身の肉、ナッツなどです。

鉄も亜鉛も、ほぼタンパク質から補充されるということです。

他に低タンパク質との関係で、注意すべき必須ミネラルとしては以下があります。

銅(レバー、牡蠣、ナッツ、海藻)、クロム(レバー、牡蠣、赤身の肉)、バナジウム(貝類、肉)、コバルト(牡蠣、貝、レバー、魚)、セレン(魚、肉)、硫黄(海産物)。

三石先生が言われるように、週に1度以上は貝類を殻から食べることが出来れば良いかもしれません。

よく洗浄された袋詰めの貝類にはミネラルは、少ないと思います。

低鉄・低亜鉛の人が、サプリだけを服用しても改善しない場合があります。

原因は2つあると考えています。

1.腸管からのミネラルの吸収のための能動輸送機構が、低タンパクのために働かなくなっている。

2.炭水化物、野菜などの大量摂取によって、食物繊維、シュウ酸、フィチン酸などがミネラルをブルトーザーのように便に排泄してしまう。

第一に糖質制限・高タンパク食が出来ていないと、ミネラルだけをサプリで摂っても効果は薄いです。