パニック発作と栄養

パニック発作は、頻度が高い症状です。

発作を繰り返す場合は、発作を止めるという対症療法的な薬物療法が前提かつ必須になります。

薬物療法で発作を抑えている間に、背景にある栄養の問題などを解決して、根治を目指して行きます。

1.ホエイプロテイン

ある程度の心の余裕がないと、食事療法が出来ないのはもっともです。

食事+ホエイプロテインで、標準体重(kg)x1.0g以上摂ることが出来るようになるのが目標です。

プロテインが合わないという人ほど、長年タンパク質が足りない人です。

最初はムカムカしたり、胃の調子が悪くなるのは、低タンパクの症状です。

少量から増やしていけば、だんだんとタンパク質が摂れるようになります。

自分の好きなプロテインを見つけることや、家族全員がプロテインを摂って見本になることがコツです。

プロテインの重要性に気がついた人から、回復していきます。

2.鉄

納豆やレバーや赤肉をかなり食べることが出来れば、鉄欠乏になりにくいです。

現実的には、サプリなどで補給する方法になります。

糖質過食・低タンパク食だと、鉄などのミネラルは吸収出来ませんので、優先順位は高タンパク食になります。

3.糖質制限

血糖値の乱高下に伴ってパニック発作が出ることも多いです。

血糖値を不安定にさせない糖質の摂り方がです。

タンパクと糖質は、どちらかに摂取がほぼ偏ってしまいます。

つまり、糖質過多なら低タンパク食になり、高タンパク食なら自然と糖質制限となります。

第一に高タンパク食が出来れば、良いと言うことになります。

糖質制限をやり過ぎて体調を崩す人も多いです。

一般的には、糖質制限はほどほどに、1日100gあたりが良いです。