キヌレニン経路

2019年9月21日

タンパク質から作られるセロトニンやメラトニンは、気分や睡眠に関係する重要な神経伝達物質です。

トリプトファンからの代謝経路は、セロトニン経路とキヌレニン経路の2つがあります。

平穏時は、セロトニン経路が有意に働いており、キヌレニン経路はトリプトファン代謝の1/60程度で、ほとんど働いていません。

慢性炎症やストレスなどがあると、IODという酵素が活性化されて、大元のトリプトファンからキヌレニン経路が活性化されます。

キヌレニン経路が有意に働くと、セロトニン経路が働くなくなり、セロトニンやメラトニンの産生が出来なくなり、うつや不眠が起こって来ます。


うつや不眠の原因は、このキヌレニン経路の活性化が原因とも言われています。

炎症性の生理活性物質のサイトカインが、IDOを活性化すると言われています。

このキヌレニン経路の活性化を止める方法が、サプリでナイアシンアミドを摂取する方法です。

ナイアシンアミドが体内に大量にあれば、ネガティブフィードバックがかかって、キヌレニン回路が活性化出来なくなり、セロトニン経路が正常に動き出します。

キヌレニン経路の活性化の程度に応じて、フィードバックを掛けるために、ナイアシンアミドを十分に摂取すると言う理屈です。

これが、ナイアシンやナイアシンアミドが「理想のサプリ」と言われ、うつや不眠に効く理由のひとつです。

ソイプロテインは、ホエイプロテインに比べて、メチオニンやトリプトファンの含量が少なくなっています。SAMeはメチオニンから合成されます。セロトニン回路の材料が、ソイプロテインは少ないという問題があります。