メチレーション回路(全体図)

染色体の後天的な発現であるエピジェネティック制御機構の中心となるDNAメチル化などに関連する代謝回路が、メチレーション回路です。

ホモシステインは、メチレーション回路の中間代謝物です。

4つの歯車を中心として、沢山の経路が絡んでいます。

回路では歯車のように代謝産物を再利用(リサイクル)します。経路は一方通行です。

この歯車が何処かで止まると、ホモシステインの蓄積などの問題が起こってきます。

メチル化(メチレーション)とは、メチル基をくっつけることです。

有名なのはDNAのメチル化です。DNAの4つの塩基配列のひとつのシトシンがメチル化されます。

生物の体は皮膚、胃、肝臓など様々な組織から出来ており、これらは別々の細胞で構成されています。どの細胞も基本的には同じDNAを持っているのに、別々の細胞になれるのは、使う遺伝子と使わない遺伝子に目印をつけているからです。

この目印がメチル化です。

エピジェネティクスとは、一般的には「DNA塩基配列の変化を伴わない細胞分裂後も継承される遺伝子発現あるいは細胞表現型の変化を研究する学問領域」です。

つまり、この目印を解明する学問のことです。

後天的なメチル化などの遺伝子発現を解明する学問とも言えます。

メチレーション回路に問題が起きるとメチル化の問題が起こってきます。