グルテンはゴム

テレビでグルテンの特集をやっていました。

グルテンを抽出して丸めるとボールのようになって、殴っても、蹴っても形が壊れないそうです。

弾力がこんなにあるという話でしたが、逆に言えば、消化しにくい、ゴムみたいなものです。

グルテンは非必須アミノ酸の一種であるプロリンを沢山含んでいるタンパク質です。

カゼインもグルテンとよく似ておりプロリンを多く含むタンパク質です。

ほとんどのタンパク質は、胃・小腸で消化され、体内に吸収されて無くなります。(同化)

ゴムの様に消化されにくいグルテンは、胃・小腸にて消化出来ずに、居座ります。

小腸で消化しきれなかったタンパク質は、異物と見なされて免疫反応のターゲットになります。

これが、グルテンアレルギー、グルテン過敏症、グルテン関連障害などの発病メカニズムです。

また、大腸に到達したグルテンが、腸内細菌のエサとなり、異常なガスや短鎖脂肪酸の産生を起こして、腹痛、下痢、便秘、ガスなどの様々な問題が起こってきます。

また、プロリンリッチペプチドは、神経組織のオピオイド受容体に作用することが知られています。つまり麻薬用物質として、脳に作用すると言うことです。

このために小麦依存症や牛乳依存症が起こって来ます。