腸カンジダ症の治療について
1.排便習慣の改善
毎日1回バナナ便が基本です。
便秘や下痢が当たり前では、問題があります。
糖質制限。高タンパク食が出来れば、排便習慣は改善されることが多いです。
グルテンフリー、ガゼインフリーが必要な人も多いです。
それでも便秘が改善しなければ、食物繊維がもっと必要かもしれません。
Now Foods、ピュアアップルファイバー、340g 628円(参考価格)
非遺伝子組み換えの食物繊維を探すと、海外製になります。食物繊維を摂りすぎて下痢をする場合もあります。
しつこい下痢の人は、遅延型食物アレルギー検査で、”犯人捜し”(体質的に合わない食べ物を見つける)が必要かもしれません。
2.腸粘膜の再生
腸粘膜は遺伝子の設計図どおりに常に正常に再生しようとしています。
再生出来ない理由のひとつは、材料が不十分だからです。
腸粘膜の再生には、タンパク質、脂質、各種ビタミン、必須ミネラルが十分量必要です。
腸のサポートのためのサプリも出ています。
グルタミンなどが入っています。
Renew Life、IntestiNew、ベジカプセル90錠 3291円(参考価格)
腸の再生のためには、間欠的ファスティングを勧めます。1日1〜2食の食事にして、消化管が仕事をする時間を1日6時間以内にして、他は水分だけで過ごす方法です。
3.抗カンジダ剤などによる治療
①抗カンジダ作用を持つ食物やハーブ、②抗カンジダ作用を持つサプリやその合剤、抗カンジダ作用を持つ消化酵素剤など、③医薬品の抗真菌剤があります。
抗カンジダ作用がある梅干やニンニクを食べると体調が悪くなる人がいます。これは、カンジタ菌が死滅したときに出る有害物質の影響が考えられます。これをダイオフ現象(Die off)と言います。同時に多種類の抗カンジダ剤を使わないのが原則です。
抗カンジダ剤の服用は、慎重に進めて、なおかつ1ヶ月から3ヶ月単位で行うのが基本です。
一種類の抗カンジダ剤で開始して、1ヶ月から3ヶ月間継続します。合わなかったり、効果が不十分であれば、別の抗カンジダ剤に変更します。
①食物やハーブ
ニンニク、梅肉エキス、玉ねぎ、ショウガ、わさび、グレープシードオイル、オレガノ、バジル、ココナッツオイル、ローズマリー、クローブ、シナモン、ゴールデンシール、オリーブの葉、パウダルコ、ニーム、リンゴ酢、エキナセア、スピルニナ、ブラックウォールナッツ、ホロビト、ワームウッド、ウワウルシ、レッドクローバー、ベルベリン、ウバウルシなど。
②サプリや合剤
■抗カンジダ作用を持つハーブなどがブレンドされています。
Now Foods、カンジダサポート 180錠 1695円(参考価格)
■カンジダが自分を守るために作るバイオフィルムを分解する酵素
Pure Essence, Labs, Candidex 40錠 2727円(参考価格)
■カンジダの増殖に必要な鉄を奪うラクトフェリンを主成分とするサプリ
Synbiotics、カンジダバランス 120錠 2454円(参考価格)
④医薬品
ナイスタチン(日本国内販売中止)、ジフルカンなど。
4.プロバイオティクス
カンジダが多いということは、乳酸菌やビフィズス菌が少なくなっています。
効果が分かりにくいですが、抗カンジダ剤と同時に摂って、カンジダの抜けたスペースを埋めて、腸内フローラバランスの改善を目指します。
California Gold Nutrition, LactoBif プロバイオティクス 50億 CFU、60カプセル 1091円(参考価格)
Now Foods, プロバイティクス-10 250億、50錠 1413円(参考価格)
冷蔵庫に保存して、早めに飲みきる方が良いです。
食間、または寝る前に、1日1〜2回服用します。
5.カンジダクレンズに伴って起きるダイオフ現象への対策も重要です。