潰瘍性大腸炎
西本真司先生の「潰瘍性大腸炎は自分で治せる」を読みました。
・「本人の本気度」が治療を継続するための鍵になる。
・代替医療だけでなく、「急性期を救う西洋医学の必要性」に言及されている。
・ストレス過多であると交感神経優位になるので、これを免疫力が上がり、リラックスした状態で有る副交感神経優位に変える。この副交感神経優位(免疫力回復)の指標として、リンパ球数・割合、手のひらの温度を見る。
・セロトニンを活性化する様々な治療を提供している。
・断食によってケトン体質に変化するが、断食には①解毒効果、②ダイエット効果、③体質改善効果、④免疫改善効果、⑤消化管改善効果、⑥腸内細菌改善効果などがある。
・トランス脂肪酸が潰瘍性大腸炎の発病に関与している。
・免疫力を上げる星状神経節ブロック療法を推奨している。
・漢方治療、特に潰瘍性大腸炎に特化した広島漢方という漢方薬がある。
・免疫力を上げる食事法を解説されている。
非常に参考になりましたので、当院でも色々と取り入れることが出来ないか検討したいと思います。
トランス脂肪酸とクローン病との関係は三石先生が指摘されていたの気にはなっていました。
乾癬と同じで、トランス脂肪酸は食べるプラスティックと言われる異物なので、これを排除するために腸管で炎症が起きるのではと推測してます。
自然療法は、どの治療も共通点が沢山有ります。
現代病は現代食やストレスが関与して、交感神経優位となるので、自然食に戻して、リラックス出来るような様々な方法を実践していけば良くなっていくと考えてます。