食物繊維とオリゴ糖

2019年11月30日

食物繊維は、「難消化性多糖類」のことです。多糖類というのは「糖」がたくさんつながってできています。

一方、オリゴ糖の「オリゴ」とは「少ない」という意味で、多糖類と同じく「糖」がつながって構成されていますが、つながっている数が多糖類ほど多くないということです。

ブドウ糖や果糖が「単糖」、それが数個~十数個つながったものを「少糖(オリゴ糖)」、数百~数千個つながったものが「多糖」で、これが食物繊維です。

ブドウ糖1個と果糖1個がつながったものが、ショ糖です。砂糖に果糖が1~3個つながったものが「フラクトオリゴ糖」と呼ばれています。フラクトオリゴ糖にさらに果糖がつながったものを、「イヌリン」と呼びます。

オリゴ糖は、ある程度の甘味は感じますが、分解吸収されにくいため血糖値への影響が少なく、腸内細菌のエサになって、便秘に効果があります。

同じ甘味でも砂糖に比べると健康への影響は正反対です。

オリゴ糖の種類によって、甘味や整腸効果も変わってくるので、自分に合う物を探す必要があります。

エネルギー源と記載されているものは人体に吸収されるもので、整腸効果と書いてあるものが腸内細菌のエサになるものです。

ビフィズス菌は、オリゴ糖を他の腸内細菌よりも利用する能力が高いので、オリゴ糖を摂取するとビフィズス菌が相対的に増えてきます。

水溶性食物繊維は分解されてオリゴ糖になるので、水溶性食物繊維の摂取によってもビフィズス菌を増やすことが出来ます。

乳酸菌のエサになるのも、水溶性食物繊維とオリゴ糖です。

不溶性食物繊維は水溶性食物繊維に比べて、分解がしにくいので腸内細菌のエサになりにくく、ブルトーザーのように腸内の不要物を便に排泄する作用を持っています。便のかさを増やして、蠕動運動を促します。

水溶性食物繊維は、果物、根野菜、海藻などに、不溶性食物繊維は根野菜などに、オリゴ糖は、豆、根野菜などに含まれています。