大便革命
辨野義己先生の「大便革命 腐敗から発酵へ」の一部を抜粋します。
■ビフィズス菌や乳酸菌から、長寿菌(短鎖脂肪酸のひとつの酪酸を産生する酪酸産生菌)の流れに変化してきている。
■日本の長寿地域では、野菜(さつまいも、豆、きのこ)、海藻、山菜をよく食べる。
腸内細菌叢の特徴は、長寿菌(ビフィズス菌(5-10%)+大便菌(30-40%))が多いのが特徴。
■腸内細菌の種類は1000種類以上と言われるが、その内の6-7割が未知の菌である。
■脂肪を摂りすぎると胆汁酸の分泌が多くなり、再吸収出来なかった一部が腸内細菌によって二次胆汁酸となり大腸癌の発がんを促進させる。
■脳を持たない生物は居ても、腸を持たない生物は居ない。
■プロバイオティクスからサイコバイオティクス(脳を活性化する微生物)の流れに変化してきている。
■ヒトの腸内環境にとって大事なのは、50%が運動、40%が食物繊維、10%がヨーグルトなどのプロバイオティクス。
■厚労省の「健康日本21」では、野菜を1日に350g摂取を推奨している。