免疫とレジリエンス
免疫は、感染を防ぐだけでは無く、癌や動脈硬化をはじめ、ほとんどの疾患に関与しています。
免疫力とは、回復力や自然治癒力と同じ意味です。
免疫が乱れる最大の原因はストレスです。
心理学では、ストレスに打ち勝つ抵抗力を「レジリエンス」と言います。
つまり「精神的に強くなる」とは、ある意味「免疫力の回復能力を上げること」です。
この免疫力の回復能力が、レジリエンスと同じ意味になります。
ストレスとはトラウマのことなので、トラウマに打ち勝ったり、トラウマ乗り越えるには免疫力の回復能力を上げることが大切です。
心理療法や薬物療法だけが、トラウマに対する治療ではありません。
免疫は腸管免疫と言って、腸内環境で決まってきます。
ストレスによって腸内細菌叢が変化して、多様性が少なくなることが知られています。
腸内フローラの乱れが、トラウマ関連疾患と双方向的に関係しています。
腸内環境を整える栄養療法で、トラウマやストレスに対抗することが出来ます。
食べものを疎かにして、下痢や便秘が当たり前では、ストレスには勝てません。