ホモシステインとビタミンD

ホモシステインは、解毒能力の評価や動脈硬化や発達特性との密接な関係が指摘されているアミノ酸の中間代謝物です。

その代謝にビタミンB群が補酵素として直接関与しています。

ビタミンDは、補酵素として直接はシスタチオン合成酵素(CBS)に関与していませんが、ビタミンB群の働きをサポートすることによって、ホモシステインを下げる効果があると報告されています。

血清ホモシステイン濃度を下げる効果は、ビタミンB群ほど強くないと言われています。

血清ホモシステインの上昇とビタミンDの欠乏については、2014年にアレルギー疾患で、2016年に2型糖尿病・高血圧・心血管性疾患で、2017年に脳卒中で、2018年に自閉症スペクトラム症で相次いで報告されています。