コロナウイルスのPCR検査について
話題になっているコロナウイルスのPCR検査ですが、問題は検査によって正しい答えが出にくいことです。
検査には感度と特異度があります。
感度とは、その疾患に罹っている人を正しく選び出す確率です。
特異度は、健康な人を、その疾患に罹っていないことを正しく判定する率です。
コロナウイルスのPCR検査は、感度が30~70%で、特異度が90%です。
感度は40%という説が有力です。
となると、コロナウイルスに罹患した人をPCR検査しても、60%は見落としてしまいます。(偽陰性)
また、健常者の10%をコロナウイルス感染と誤診してしまいます。(偽陽性)
以上が、一次検査(スクリーニング検査)としてコロナウイルスのPCR検査が使いにくい理由です。
事前リスク(コロナウイルスを疑わせる様々な要件を満たすこと)がある人の、最終的な診断を下す際に実施する検査のひとつと言う位置づけです。