口内炎
■体質改善と予防のために必要な栄養素
WPIホエイプロテイン 1回15g〜20g、1日2回+食事
ビタミンB B50 3T〜6T 分3
ビタミンC 1000mg 3T 分3
ビタミンE 400IU 1T〜2T 1日1回
亜鉛 キレート亜鉛 30mg〜約100mg 1日1回
オメガ3脂肪酸 多脂魚、サプリ、医薬品
ビタミンA 10000〜25000U 1日1回
ビタミンD 5000IU 1日1回
鉄 キレート鉄 36mg〜約100mg 1日1回
ファイトケミカル 緑黄色野菜、果物をたくさん食べる (Wahlsプロトコール)
(参考文献、2019年の桃田ら「口内炎の予防と体質改善」)
■早く治したい人は医薬品のアフタッチが良く効きます。薬局でも売っています。
■メカニズム
抗がん剤などの化学療法中に口内炎が出来ることが知られています。
口内炎の発病のメカニズムは、ストレスや化学療法などによって、活性酸素が大量に発生します。これに反応して炎症性のサイトカインが産生されます。これが上皮細胞の細胞死を招いて、潰瘍が形成されて、そこに二次的に細菌やウイルスの日和見感染が加わって潰瘍が完成されます。
発病メカニズムを見ると、コロナの重症化と同じで、過剰なサイトカインが主役です。これが市販のステロイド剤のアフタッチが奏功しますが、有名なビタミンBの補充では効き目が弱い理由です。
治療のための栄養素としては、欠乏症で口内炎を起こすビタミンB、活性酸素を除去するビタミンC、E、ファイトケミカル、炎症に対してオメガ3脂肪酸を摂取してオメガ6脂肪酸の植物油の摂取を控えます、粘膜の再生のための材料として、プロテイン、亜鉛、鉄、ステロイドの体内での産生のためのコレステロール、ビタミンC、Eとなります。
下図は皮膚の再生に必要な栄養ですが、粘膜の場合は特にビタミンAと亜鉛が必要になります。