パレオダイエットの落とし穴

Amy Myers医師のYouTube動画です。

1.腸の問題

慢性的に体調の悪い人は、ほとんど腸の問題を抱えています。

SIBO、腸カンジダ症を持っている人は、その検査や治療が必要です。

2.発酵食品

腸がまだ回復していない人は、発酵食品を控えた方が良いです。

3.乳製品

グルテンの問題を持つ人の50%は乳製品の問題を抱えています。

4.No 80/20ルール

「80%はプロトコールに従うが20%は好きなように食べる」では治りません。

自己免疫疾患の治療では、腸が改善し、投薬が無くなり、症状が改善するまでは、100%の制限食を実施する必要があります。

自分のIgG Food(免疫反応を起こす食材)を知る必要があります。

5.栄養療法も個人差の問題が大きい(One size does not fit all.)

3大栄養素の摂取比率やサプリメントを摂る摂らないなどは、個人差が大きいので誰にでも当てはまる方法はありません。

食事だけで改善出来る人もいますが、私のように遺伝的にメチレーション回路に弱点を持っている人は、サプリが必要です。

6.実際に何を食べているかという問題

実際に何を食べるかという問題として、食材を加工せずにそのまま食べることが原則です。

パレオダイエットは、Whole Foodが原則です。

肉を食べ過ぎる、野菜が足りない、加工食品を食べる、ナッツを食べ過ぎる場合があります。

7.甲状腺の検査

一般の医師は最低限の甲状腺の検査しか通常しませんので、抗体検査などの詳しい検査をする必要があります。

検査データが正常範囲内であっても、最適レベルを目指すことを勧めます。

FT3 3.2、FT4 >1.1、TSH 1-2、RT3 <10.1、抗甲状腺抗体 (-)

(基準値 FT3 2.2〜4.3、FT4 0.8〜1.6、TSH 0.2〜4.5)

8.副腎疲労

コーヒーが原因のことが多いです。私は副腎の検査はしません。ある程度の副腎疲労があると常に仮定して、ストレスの原因を探します。食べ物、感染(腸カンジダ症など)、環境トキシン(マイコトキシンなど)、アマルガム、心理的問題などがストレスの原因です。

アダプトゲンを含むハーブを勧めることもあります。

9.貧血

菜食主義者、生理のある女性、グルテン過敏症(腸の問題のため鉄分が吸収出来ない)は、貧血があります。

フェリチンの目標値は50-100です。

10.最終手段

MOLDS、有害ミネラル、ライム病の場合があります。

最後に、まず腸を治さないといけません。自分が合わない食べ物を知る必要があります。自分の身体の声を聞き、滋養のある毒にならない食材を摂りましょう。機能性医学を学んだ治療者を見つけてください。