解毒(デトックス)

2021年5月20日

現代の世界は、土壌、空気、食品などの含まれる化学物質は85000種類以上になり、毎年新しい化学物質が作られています。

これらの化学物質としては、大気汚染物質、食品添加物、有害ミネラル、農薬内分泌かく乱物質マイコトキシンなどがあります。

現代人の身体は、500以上の化学物質に汚染されていると言われています。

人口の90%以上から、測定されたすべての農薬が検出されるという報告もあります。

有害物質の暴露による症状は個人差が大きいですが、一般的な症状は、肥満、倦怠感、不安、ブレインフォッグ(脳に霧が掛かったような状態)、うつ病、慢性的な痛み、皮膚の発疹、アレルギー/過敏症、免疫抑制および調節不全などと言われています。

これらの化学物質の侵入を完全に防ぐことは困難なため、身体の解毒システムが重要になってきます。

化学物質は、水溶性化学物質と脂溶性化学物質に分けることが出来ます。細胞は脂肪酸で作られる細胞膜で覆われているので、水溶性化学物質は容易には細胞内には入ってきません。

一方で脂溶性化学物質は、細胞内に容易に入りこみ、除去するのは簡単ではありません。

問題となる有害化学物質は、ほとんどが脂溶性化学物質です。水溶性化学物質は、比較的容易に排泄されます。

この脂溶性毒性物質を、不活性な水溶性物質に変換して、尿または便から排泄させるのが身体の解毒システムで、肝臓がその役割を担っています。

フェーズ1では、脂溶性化学物質をチトクロームP450酵素によって、親水性物質に変化させます。

フェーズ2では、さらに抱合(グルクロン酸抱合など)によって、さらに脂溶性化学物質を解毒された水溶性化学物質に変換します。

フェーズ3では、解毒された毒素を、尿と便から排泄する過程です。

これらの解毒システムは、食物やサプリや断食によって、促進されます。

また排泄のための、適切な水分摂取と快便も重要です。

胆汁は脂溶性食物の吸収に重要な役目を担っています。脂溶性物質が消化管に到達するとその吸収のために胆汁が胆嚢から分泌されますが、95%の胆汁が回腸に再吸収されて再利用され、腸肝循環を介して肝臓で再び使用されます。

脂溶性毒素が排泄される胆汁の5%になるまで解毒排泄できずに、繰り返し再循環する可能性があるため、バインダー(結合剤)と呼ばれる結合剤をサプリメントとして使い便から排泄させる方法があります。

結合剤としては、クロロフィル(クロレラ)、プロバイオティクス、ペクチン(MCP)、海藻由来のアルギン酸塩、活性炭、ベントナイトクレイなどがあります。