カドミウムのデトックス

(2020年12月23日の記事を改編・加筆しました)

カドミウムは、有害ミネラルのひとつです。

大気汚染、タバコ、水質汚染の影響で日本でもカドミウムの蓄積が懸念されています。

喫煙習慣のある方、工業地帯の周辺や幹線道路の近くに住んでいる方は、カドミウムが蓄積していることが少なくありません。

カドミウムのデトックスには、亜鉛やアルファリポ酸のサプリの服用が教科書的ですが、オリゴスキャンのデータを解析してみると、違う結果が浮かび上がって来ます。

カドミウムと最も強い負の相関関係を持つ必須ミネラルはカリウムです。

同族元素の亜鉛との相関関係は、有意差検定を行うと有意ではありません。(P=0.09)

散布図をよく見てみると、3名ほどはずれ値の方が居られます。この3名を除けば、統計学的には有意です。

亜鉛の摂取も、カドミウムのデトックスに有効であると考えます。

オリゴスキャンで見ると、非常によくあるパターンが「カドミウム過剰、カリウム、銅、亜鉛欠乏」です。

メタロチオネインは、①必須ミネラルの維持と有害ミネラルの解毒、および②抗酸化物質としての作用を持つタンパク質であり、ミネラルとの結合力は水銀>カドミウム>銅>亜鉛の順番です。

この順番は、生体内に存在する金属イオンの量(つまりその金属の必要量)に反比例しています。

つまり、カドミウムの蓄積があるとメタロチオネインが過剰に誘導されて、銅と亜鉛の欠乏が起こって来ます。

カドミウムを排泄出来なければ、いくら亜鉛を摂取しても、メタロチオネインが過剰に誘導されて亜鉛欠乏は解消されません。

カリウムを含む食物は、生野菜、果物、海藻です。

カリウムを含む食品を摂取することで、カドミウムのデトックスが出来て、メタロチオネインの過剰な誘導が治まり、銅と亜鉛の欠乏が改善していきます。