菜食主義のメリットとリスク

菜食主義とうつ病の関連を調べた最新の総論では、これまでの25の研究の内、11の研究はうつ病のリスクを上げる、7の研究は関連なし、7の研究はリスクを下げる結果でした。(2022年、Jainら

約5万人を対象としたメタアナリシスでは、菜食主義者は非菜食主義者よりも高いうつ病スコアを示しました。(2021年、Ocklenburgら

菜食主義者やビーガン食などの主に植物ベースの食事は、線維筋痛症の症状を軽減することが総括されています。(2021年、Nadal-Nicolásら

菜食主義者と完全菜食主義者の食事が、心血管疾患および癌に対して保護作用を持つことが、96の研究を解析したメタアナリシスで総括されています。(2017年、Dinuら

ビーガン食が2型糖尿病に対して保護効果を持つことが、15の研究を解析したメタアナリシスで総括されています。(2021年、Pollakovaら

ビーガン食の子供で、コバラミン、カルシウム、ビタミンDの不足が指摘されています。(2021年、Sutterら

ビーガン食では、微量栄養素(ビタミンB 12、亜鉛、カルシウム、セレン)が不足する可能性が総括されています。(2021年、Bakalaudiら

ビーガン食では、子供、妊娠中の女性、高齢者の栄養要件を満たすために、適切なサプリメントを摂取する必要があることが指摘されています。(2020年、Normanら