腸内細菌と土壌菌
血液中の代謝産物の多くは腸内細菌が作っており、腸脳相関で精神状態をほぼ決定しています。
腸内フローラが豊かな状態であれば、精神症状は安定的ですが、腸内フローラの乱れがあれば精神状態も乱れて来ます。
動物と植物は、腸の絨毛と植物の根、腸内細菌と土壌菌が裏表の関係になっています。
土壌が豊かで、土壌菌が豊かであれば植物は育ち、逆であれば枯れます。
植物との関係で腸内フローラを考えると理解しやすくなります。
プレバイオティクスや食物繊維は、植物に例えると、土そのものを豊かにします。
プロバイオティクスや発酵食品は、植物に例えると、土壌菌を豊かにします。
便移植(腸内フローラ移植)は、土と土壌菌の一部をごっそり入れ替える治療です。