しもやけ
しもやけは、皮膚の小さな血管の痛みを伴う炎症であり、冷気に繰り返しさらされた時に発生します。
メカニズムは、寒冷暴露とそれに続く再加温に対する身体の異常な反応であると言われています。通常は1〜3週間で自然に寛解します。
しもやけになりやすいリスク要因としては以下が指摘されています。
タイトな服装、肌を曝す服装、低体重、湿度が高く、気温が低く、氷点下ではない地域、血行の循環が悪い、レイノー病、自己免疫疾患。
■しもやけの治療
1.寒くて湿った状態を避けることは、しもやけの治療の基本です。
実際には、暖かい手袋、ブーツを着て、発汗を最小限に抑えることが重要です。手袋やブーツはタイトではないゆったりとフィットしたもので、吸湿発散性のあるポリプロピレンまたはポリエステルの素材として内側を乾かす必要があります。
2.血流を改善するため日常的に運動を行う。
3.血管拡張作用のあるマグネシウムを補給する。
4.血流改善作用のあるビタミンE、ビタミンB群の特にナイアシンを摂取する。
5.冷え性のある人は、冷え性の治療を行う。
6.タバコなどのニコチン製剤、ADHDの治療に用いる精神刺激薬は血管収縮作用のためにしもやけのリスクになる場合があります。(2015年、Coulombeら)