冷え性

2021年8月18日

まとめ:冷え性の原因は身体の代謝の低下です。

治療法は、代謝を積極的に上げる攻めの治療と、体温を逃がさない守りの治療があります。

冷え性は子供にも在りますが、中高年の女性に多いと言われています。

一般的には医学の対象となる病気ではないと考えられていますが、背景に甲状腺機能低下症、貧血、低血圧、低体温、レイノー病(膠原病)などが隠れている場合がありますので、チェックが必要です。

冷え性の原因は、基本的には身体の代謝の低下です。老化、低栄養(ダイエットのやりすぎ、小食、断食などによってlow T3 症候群になる場合があります)、運動不足などが関係しています。

高所や低気圧の影響でも、低体温になります。低圧は低酸素でもあるので、交感神経系が抑制されて、皮膚血管収縮が小さくなることが原因です。

■攻めの治療(積極的に身体の代謝を上げます)

1.運動

冷えている場所は血流や代謝が落ちています。疲れない程度で、素早く、激しい運動ほど効果があります。筋肉量を増やすことで、局所の血流量を増やすことが出来るので、筋トレも有効です。

有酸素運動、無酸素運動、レジスタントトレーニングなどすべての運動が効果があります。

汗を掻いて汗腺を開くことが大事で、サウナや半身浴を利用する方法もあります。

2. ストレッチ

冷えている場所は、硬くなっている場合があります。ストレッチやマッサージが有効です。

3. 食事

糖質制限をやり過ぎて糖新生が起こる状態では、身体のタンパク質の分解が起こっています。これを防ぐために、身体が省エネモード(low T3 症候群)に入り、低体温になります。

糖質制限をやり過ぎないこと、プチ断食せずに1日3食以上食べることで、グルカゴンの分泌をさせないことがポイントです。

精製糖質は機能性低血糖を起こして、グルカゴンの分泌を誘発します。ジュースやお菓子などの精製糖質は避けて、複合炭水化物をある程度は積極的に摂取します。

つまり糖質量制限はほどほどに実施しますが、糖質選択はしっかり行います。

4.体温を上げる食べ物

にんじんジュース、生姜などが体温を上げると言われています。

特に生姜は、血行を改善して基礎代謝を上げますので、生姜茶などで積極的に摂取します。

蒸し生姜など、生姜を温めるとさらに効果が高いと言われています。

漢方薬の7割に生姜が入っています。加味逍遙散、胃苓湯、葛根湯 、小柴胡湯、呉茱萸湯(ごしゅゆとう)などがあります。

■守りの治療(身体から体温が逃げるのを防ぎます)

1.身体を温めるために、腹巻き、靴下の重ね履きが有効です。

2.毎日の入浴、足湯などで身体を積極的に温める生活が大事です。