フルーツは安全なのか?
まとめ:フルーツ(果物)は、1日リンゴなら2個、バナナなら2本(2サーブ)までなら全く問題ありません。
非アルコール性脂肪肝と果物摂取との関係を検討して、1日あたり4サービングを超える果物の摂取が、脂肪肝、脂質異常症、および血糖コントロールを悪化させることが報告されています。1日4サービング以上群で7kgの体重増加、2サービング未満群では6.5kgの体重低下が報告されています。(2022年、Alamiら)
果物の摂取量、野菜の摂取量、および果物と野菜の総摂取量は、非アルコール性脂肪肝リスクの低下と相関することが報告されています。(2020年、Kimら)
12週間の毎日のケッパーフルーツピクルスを40~50gの摂取が非アルコール性脂肪肝の患者の生化学的パラメーターを改善させることが報告されています。(2017年、Khavashiら)
果物と野菜の摂取は癌と心疾患に対して保護効果があることが総括されています。(1993, Dragsted)(2000, van't Veer)(2002, Gerber)
果物、野菜、きのこからのファイトケミカルは、カロリー制限、断続的な断食、運動と同様の方法でストレス耐性経路を調整することにより、健康と長寿に有益な効果をもたらすことが総括されています。(2019, Martel)
小腸フルクトース代謝によって、適量の果糖であれば優先的に処理されて、身体に害をなすことはありません。
日頃から果物をほどほどに食べることは問題ないですが、HFCSなどで果糖を液体で大量に摂ると健康に良くないです。