仕事中寝る、授業中寝る、電車で寝る
ビタミンB1欠乏症の脚気は、日本の国民病と言われていました。
電車で寝ているのは、世界中で日本人だけとも言われています。
日本人は、ビタミンB1に遺伝的な弱点を持っているようです。
ビタミンB1は、エネルギー産生の要であるアセチルCoAからTCA回路に入る代謝に補酵素として働いています。(ピルビン酸デヒドロゲナーゼ)
つまり、ビタミンB1が欠乏すると、エネルギー欠乏が起こります。
この初期症状として出てくるのが、疲労感、眠気などです。
日露戦争の時に陸軍で脚気が問題になりました。
陸軍約100万人の中で約25万人が脚気になり、3万人弱の死者が出ました。
全員が恐らく同じようなビタミンB1の少ない食事を摂っていたにもかかわらず、
①脚気にならなかった人、②脚気になったが治った人、③脚気で亡くなった人の3群に分かれています。
このことはビタミンB1が補酵素として働く、上図の酵素の三次元構造に個人差があり、少量のビタミンB1で問題ない人、問題が出るが重症化しない人、致死的な問題が出る人が居るということです。
このことはこの酵素の「個体差」を示唆しています。(三石理論)
この遺伝子を引き継いだ日本人が現代も居るはずです。
その人は、通常量のビタミンB1摂取では不十分かもしれません。
ビタミンB1は水溶性のために、すぐに分解・排出されます。
このサプリは、ビタミンB1特性を持ちながら身体に長時間留まることが出来ます。
よく寝てしまう人は、このサプリを検討しても良いかもしれません。
効果を見ながら、1日4錠まで増やせます。
一方で、機能性低血糖では、食後の血糖値の乱高下に伴って、交感神経症状と中枢神経のエネルギー切れによる眠気が出現することが多いです。
糖質摂取後の眠気は、機能性低血糖症の可能性が高いです。