1日の必要タンパク質摂取量

2019年3月18日

これは、厚労省が推奨するタンパク質の摂取基準です。

おおむね、体重 (kg) x 1.0 g になってます。

これは、成長期、妊娠、運動時には、それぞれ増量する必要があります。

中年以降は、代謝が落ちるのでタンパク質は減らしても大丈夫なのかと言うと、そうではありません。

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1525861013003265

高齢者でも、体重 (kg) x 1.0-1.2 gを推奨してます。

年を取っても、しっかりタンパク質を摂らないといけないということです。

アメリカのRDAの推奨は、体重 (kg) x 0.8 gです。

イギリスのRNIの推奨は、体重 (kg) x 0.75 gです。

腎臓が悪いときは、タンパク質を減らさないといけないと言います。

日本腎臓病学会のガイドラインでは、慢性腎臓病に対するタンパク質を体重 (kg) x 0.6~0.8 gに設定してます。タンパク質の分解産物である尿素などを腎臓から排泄するために、タンパク質摂取量が増えると腎臓に負担がかかるという理由からです。

一方で、これ以上に摂取タンパク質量を減らすと、生命予後が悪くなるので、この辺りが限界値ということです。

最低が体重 (kg) x 0.6g 、推奨が体重 (kg) x 1.0g ということです。

では、たくさんタンパク質を摂るとどうなるのでしょうか?

https://academic.oup.com/jn/article/148/11/1760/5153345

高タンパク質の摂取は、一般健常者の腎機能にダメージを与えないと結論が出てます。

1356名を対象にして、高タンパク質(1.81±0.60g/kg)と通常の摂取量(0.93±0.51g/kg)を比較した結果です。

腎機能に問題が無ければ、少々タンパク質をたくさん摂っても大丈夫ということです。

厚生労働省の見解でも、タンパク質摂取量の上限はなしになってます。

摂りすぎても、まずは問題ないと言うことです。

31.耐容上限量の設定

 たんぱく質の耐容上限量は、たんぱく質の過剰摂取により生じる健康障害を根拠に設定されなけ
ればならない。しかし現時点では、たんぱく質の耐容上限量を設定し得る明確な根拠となる報告は
十分には見当たらない。そこで、耐容上限量は設定しないこととした。