ビタミンを飲む量の正解は分からない

2019年3月10日

どれぐらいビタミンを飲んだら良いのか?という答えに正解はありません。

ある程度は推測できるかもしれませんが、それが正しいかどうか、完全に証明する方法は現時点ではありません。

メガビタミン療法という治療があります。

たくさんの種類のビタミンを大量に飲むという治療法です。

ビタミンの必要量は個人差があって、どのビタミンがどれだけその人に足りないのか、わからないので、あらかじめ大量にビタミンを摂っておくというやり方です。

この図は、ポーリング博士が提唱されている図です。

①ビタミンは、飲めば、飲むほど健康のレベルが上がる。減らせば、減らすほど色々な病気が出てくる。

②必要最低量を下回ると、ビタミン欠乏症状が出てくる。

③ビタミン欠乏症状がある程度以上進むと、死に至る。(下図は、壊血病)

④ビタミンの摂取量が増えてくると、副作用が出てくる。ビタミンCの場合は、軟便になって、下痢をする。この量の手前の量が、その人のその時の至適容量である。

人間の身体は、約3000種類の代謝が行われています。

各ビタミンは、その代謝の約50〜500種類に補酵素として関係してます。

その中のどの代謝に優先的に、そのビタミンが使われるかは個体差、個人差で決まります。

同じビタミン欠乏があっても、人によって発病する病気の種類やレベルが全然違ってきます。

これは言い換えると、代謝に関係するどの酵素に、その人の弱点があるのかわからないという意味です。

酵素の三次元構造は、顔と同じで、人によって異なってます。

低タンパク食なら、なおさら設計図どおりに酵素が作れない(修飾アミノ酸の混入のため)ために、酵素の立体構造がイビツになってしまいます。

構造がイビツであれば、補酵素のビタミンが結合しにくくなります=たくさんのビタミンがあって、やっとビタミンが結合して、酵素が活性化するということです。

酵素の弱点とは、酵素の三次元構造において問題があり、酵素の活性化のためにたくさんのビタミンを要求すると言うことです。

AST、ALT、LDHなどでビタミンBの不足を推定しますが、これらの酵素の三次元構造に問題がなかったとしても、他のビタミンBが関与する酵素の立体構造に問題があれば、たくさんビタミンBがないと、その酵素は働くことが出来ません。

どの酵素に弱点があるかが、その人の個体差、体質的弱点、ある病気の発症のしやすさになります。

約3000種類以上あるどの酵素に弱点があるのか、正確に調べる方法はありません。

だから、あらかじめ沢山のビタミンを飲んで予防しましょうという結論になります。

三石先生の理論です。

推奨している基本量とか標準量は、一般的に予想できる最低必要量のことです。

基本量で良くならない人は、メガビタミン療法を勧めています。

なお、補因子として酵素を助けるミネラルでは、酵素への親和力に個体差がないと言われています。ミネラルは必要量あれば、問題ないということです。

メガミネラル主義というものは、存在しません。