長寿研究〜近藤正二先生
東北大学名誉教授の近藤正二先生の提言です。
1.米偏食大食の食習慣のあるところは必ず長寿者が少ない。
2.魚を大食して野菜不足のところは必ず短命である。
3.長寿村では必ず魚か大豆を常食し、その上で野菜も十分に食べている。
4.海草常食のところは脳卒中が少なく、それだけ長寿者が多い。
1991年の時点で、これだけ明言出来ることは、すごいことです。
米偏食大食の中身を見ていくと、
「住民が一般に早老であり、脳卒中による若死が非常に多い。東北地方とくに秋田県の米作村はその好例で、40歳頃から脳卒中が多発し、また60歳ごろから農作業をやめるのが常識である。」
現代風に解釈していくと、
米に限らず糖質過多=タンパク質不足は、短命。
高タンパク食+ビタミン・ミネラルが長寿。
血管の構造は、コラーゲンとエラスチンというタンパク質で出来ています。この生成にはビタミンCが関与しています。タンパク質とビタミンCの両方があれば、強固で弾力性のある血管が出来ますが、どちらかが足りなければ、弱い血管となり血管系の疾患につながります。