ケトン食療法の禁忌について

一般的には、肝硬変や肝臓がんを抱える患者さんや、1型糖尿病の人には、ケトン食療法は適用できないと言われています。

ケトン体を合成し、全身に送り出す役割を担う肝臓の機能が不十分であれば、ケトン体を産生出来ませんので、難しいかもしれません。

残存している肝機能との兼ね合いになると思います。

https://www.amazon.co.jp/バーンスタイン医師の糖尿病の解決-正常血糖値を得るための完全ガイド-リチャード・K・バーンスタイン/dp/4765316742/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=カタカナ&keywords=糖尿病の解決&qid=1554254868&s=gateway&sr=8-1

自分自身が1型糖尿病であるバーンスタイン医師は、厳しい糖質制限を基本的に勧めておられます。

バースタイン医師のガイドラインでは、糖質は6-12-12の法則があります。

朝6g、昼12g、夕12gで、1日合計30gです。

これは、ほとんどケトン食に近い食事内容です。

私の意見としても、1型糖尿病のケトン食療法は可能です。

理想的なケトン食療法では、インスリンは使いません=分泌させないようにします。

1型糖尿病のケトン食療法での注意点は、2つです。

①インスリンの打ち忘れをしない。

②糖質のドカ食いをしない。

この2つを守れば、急激なケトン体産生は起こしません。

むしろ普段から、グルコースをエネルギーにするのではなく、ケトン体をエネルギーとして利用する体質(=ケトジェニック)であれば、すでにあるケトン体で、全身のエネルギーはまかなえているわけですから、急激なケトン体産生は起きにくくなってます。

逆に、ケトジェニックに体質を変えることによって、糖尿病性ケトアシドーシスを予防できると言えます。

https://rainafterfine.com/2019/03/13/post-555/

コメントを残す